過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

あかりと「エルエスディー」(Long Slow Distance)のジョギング。

あかりと「エルエスディー」(Long Slow Distance)のジョギング。
歩くような速さでゆっくりと走る。

きょうはこのコースがいいかな。あしたは、あっちに行ってみよう。
ときに、知っている人がいたら話しかけたりもする。
とにかく、外に出ると、いろいろと発見がある。刺激がある。

また、親子の会話の時間でもある。
しかしハタで聞いていたら、不思議な親子の会話だぞ。

「ねえおとうちゃん。シヴァ神って、破壊の神だよね?」
──うんそうだよ。破壊の神。でもね、破壊というのは新しい創造ってことでもあるんだ。

「そっか。つぶれることで、あたらしいものがつくられるんだね。で、創造の神はなんだっ?け」
──それはブラーフマン。

「あ、そうか。次は?」
──次は、創造されたものを維持していくはたらき。それはヴィシュヌ神だよ。

「そしてまた、破壊されるんだよね」
──そう、その繰り返しだね。
始まっては、つづいて、そしておしまいになる。そしてまた、あたらしいものが始まる。そして、つづいて、おわる。そしてまた始まる。無限にそのくりかえしだよ。人生も宇宙もすべてのものがね。


帰宅したら、お米を精米して、一緒にお米を研いで炊く。その間、台所でヨーガ。
蒸している間は、事務所の畳で、結跏趺坐してオームの聖音を響かせて瞑想。
呼吸とともに体の膨らむ縮むに気づくヴィパッサナー。
ゆったりした呼吸に合わせて腕を伸ばしたり縮めたりしながらのヨーガ。最後は、死人のポーズ。
夕食が終わると、布団の上で、柔道の小外刈から、プロレス技を繰り出して盛り上がる。

明日は、晴れれば朝から長い距離のジョギングだ。あちこち、知り合いの家も訪ねる。
冬は体を鍛えるのにちょうどいい季節。走るのにいい季節だ。