過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ハレークリシュナ・ハレークリシュナ

インドのベナレス(ヴァラナシ)を旅した時のこと。この町はインド随一の聖地であり、喧騒の街だ。しかし、夕暮れで狭い路地を歩いていると、ほとんど人も歩いていなかった。

すこし物騒だが歩いていくと、遠くにほんわりと灯りが見えた。そこは、テンプルだった。自然とそこに引き寄せられて、テンプル内に入らせてもらった。
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ゆるやかに燃えて光るランプ下で十数人が、ハレークリシュナのマントラを唱えていた。

ハレークリシュナ・ハレークリシュナ
クリシュナ・クリシュナ ハレー・ハレー
ハレーラーム・ハレーラーム
ラーム・ラーム ハレー・ハレー

白い顎髭たくわえた老師の唱導で、老若男女が唱えている。
私もその後ろに座って、マントラを一緒に唱え続けた。

そこがどんなテンプルで、どんな集いなのかはよくわからない。おそらく、こうして毎日のように、礼拝し、唱えているんだろうな。

外国人の旅行者である私が入っても、人々は何の違和感もなく、普通の風景のように気にもとめないようであった。こちらも自然と溶け込んで、マントラを唱え続けて至福の時間をもったのであった。
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クリシュナの本(「クリシュナにたどり着く道」)を送ってくれた人がいた。差出人が不明。クリシュナ意識国際協会ハレ・クリシュナ)創設者の、ブラブパーダの本だ。

友人が遊びに来ていて、その前日、ハレクリシュナのマントラについて語り合っていたところであった。

また、その日に椎の実をたくさん拾って食べているとき、この本をめくったら「欲望の木の実を延々と食べ続ける人間の愚かさ」について書かれていて面白かった。
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本をいただいて、そんなインドの旅のことを思い出した。
ハレークリシュナの歌はとても好きで、ギターの伴奏でよく歌っている。

映像は、ニーナ・ハーゲンの歌。バジャンはハートに響いてくる。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm20195581