過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

きょうも田舎暮らしの相談に来られる

きょうも新たに移住相談に一家が来られる。子どもは二歳。こういう山里で育てたいという。そこですこしまとめた。

①山里には、空き家はある。しかし、なかなか貸してくれない。借りても家の改修が必要となる。雨漏りだけでも多額な費用がかかる。

②数百万円かけて改修してきれいにしたところで、いつ何時、家主から出ていってほしいと言われるかもしれない。いままでそんな事例が3件くらいあった。

③なので、山里の家は買ったほうがいい。農地付きの古家はたくさんある。タダ同然〜100万円〜数百万円。法令が変わり、農地付きの古家の場合、農家資格の必要もなくなった。

④市町によっては、住宅取得して改修するのに100〜150万円の補助がでるところがある。そのあたりを活用するといい。浜松市も数年前は、その制度があったがいまはない。

⑤やはり山里といっても、交通の便は大切。駅から近いほうがいい。こちらは、駅まで一時間半。せめて、30分以内がいい。

⑥どうせなら、温泉のあるところがいい。足湯だけでも温泉に浸かると疲れが取れる。友人が訪ねてきても温泉に行くと楽しい。70歳を超えたら、無料の町などもある。

⑦どうせなら、川に魚のいるところがいい。気田川は、もうほとんどいない。ダムのため魚が遡上しないのだ。ダムのない川ってあるのか。たとえば四国の四万十川とか。

⑧どうせなら、広葉樹の森があるところがいい。かつて林業の栄えたところなどは、もうほとんどスギとヒノキの人工林で、ちっともおもしろくない。紅葉などしない。密集して暗く、生物も済まない。そして、年々成長として日照を遮り、見晴らしも悪くなる。

……まあ、そんな話をしつつ、タイミングみて、春野町を案内するかもしれない。田舎暮らし案内を業としているわけじゃないので、そのあたりは、ノリ次第である。