過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「仏法は勝負」という言葉

創価学会の人からよく聞かされるのは、「仏法は勝負」という言葉だ。その源泉は「夫(そ)れ仏法と申すは勝負をさきとし、王法と申すは賞罰を本(もと)とせり」(四条金吾殿御返事)という日蓮の言葉にある。

創価学会にあっては、この言葉は、人生の逆境や苦難に負けない、勝つという意味あいで使われる。そして、もっともよく使われるのは、「選挙」の時だ。

選挙に勝つ。すなわち、公明党が勝つ。というところで、よく使われる。今年は、統一地方選参院選がある。衆参ダブル選挙もあるかもしれない。

それで、新年から喝が入っているのだろう。「師弟して 勝ちて謳わん 春の曲」とは、創価学会のリーダー、池田大作名誉会長の俳句だ。しかし、この方は、いまだに健在なのだろうか。

創価学会の会員は一千万人。活動家は200万人か。そうして、700万票も800万票も獲得する力がある。当落線上の候補者に対しては、集中して全国から応援が入る。

すべて人件費も交通費も自分持ち。自ら選挙活動することは、学会員としての務めであり、そのことで功徳が得られると信じているのだろうか。

公明党が政権与党にいることは、すなわち創価学会を守り、盤石ならしめることだという思いがあるのだろうか。