過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

おもしろくない、躍動しない仕事を、いかに淡々とやるか

いやあ、よくもまあ、こんなにも楽しくない地味な仕事を、年末から正月にかけてやり続けているものだ。われながら、感心する。あと3日はかかる。

何をしているのかというと、5年分の確定申告をまとめてやっている。一つひとつ領収書を入力する。1年分だと400枚くらいある。それを費目に分けて合計して、それを、国税庁のホームページに入力する。すると、確定申告書ができあがる

印税収入の場合、すべて源泉徴収されているので、それを「還付請求」するわけだ。やらないと税金の還付が受けられない。

「後で後でと」先送りしたものを、いつかは、やらなくてはいけなくなってくる。やらなくちゃいけないことは、断固やるしかない。そういうのが、たくさんある。山積みだ。

妻とあかりは実家に行っている。なので、こういう仕事はいましかできない。あかりがいると、「遊んでー。ぬいぐるみ遊びーしよう」ということなって、集中が途切れる。すると、ごちゃごちゃになってしまう。

まったくの地道な作業この上なし。創造性なし、楽しいことなし。目も疲れる。寒いし。

楽しくない、おもしろくない、躍動しない仕事。しかしそれを、いかに淡々とやるか。どんな仕事でも、そのものに集中してやることで、いろいろ発見、気づきも生まれよう。エネルギーの躍動が、まったくないこともない。その実験と自己観察の機会でもある。

とにかく手を付ければ進むのはたしかだ。やがてはずみがついてくる。楽しくなってくる。そして、ついには完了できる。手を付けなければ、いつまでたっても、完了しないわけだ