「文章教室に出たい」という方から電話があった。
「はるのびより」(NPO法人楽舎発行の新聞:春野の魅力発信、空き家、講座、コンサート、教室などの案内)を見たという。しかし、それは一年前のもので、講座はもう終えている。
------------------
でも、せっかくの電話をいただいたので、ぼくなりに、文章のコツをすこし伝えた。編集は20年以上もやってきて、50冊以上は本を作ってきた。それなりの体験から。
---------------------
①あなたの自慢話をわざわざ読みたい人はいない。成功談であればあるほど、ひとは、かならずやっかみがあると知るべし。
②自分はいかにダメだったか、失敗したか、苦難があったか。そこからどう這い上がったかという内容だと読んでくれる。
③たくさん文字があると読んでくれない。文章にあれこれ盛らないこと。たくさん盛られていると、読まれない。読んでも印象が弱くなる。言いたいことに、フォーカスすべし。
④読んでもらうためには、いきなりクライマックスから持ってくる。ドラマの「刑事コロンボ」が、いきなり殺人事件から始まるように。
---------------------
その方と、しばし雑談した。