過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2019-08-16から1日間の記事一覧

石垣りん「花嫁」から

今朝、なにげに読んだ。こういうのを名文というんだろうなあ。---------------------------------------私がゆく公衆浴場は、湯の出るカランが十六しかない。そのうちのひとつぐらいはよくこわれているような、小ぶりで貧弱なお風呂だ。 その晩もおそく、流…

宮本常一 母の思い出

尊敬する方に、宮本常一(みやもとつねいち)がいる。 日本各地を旅して、聞き語りで生き生きとした人々の暮らしを伝えた。民具、離島、村、農業技術、漁業、林業、口承文芸、文化論など多彩なフィールドがある。「人間は伝承の森である」と常一はいう。 文…