過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

一つ一つ個別にリストを作り、よくやったと自分を褒めながら

「これをやらなくちゃ」ということがたくさんある。けれども、後回し、先送りにしてしまう。その未達成感がじわじわ迫ってくる。まだやってないというプレッシャーで押しつぶされそうになる。やがて恐怖に近いものになる。

じつは、すぐやればできたものが多い。けれども「時」というものを外すと、ますます難易度が高くなる。いくら努力しても達成できなくなる。

ということで、いまここの事実に直面してやるしかない。

しかし、どうやってそれを可能にできるだろうか。

キーワードは、仕事を小さな作業にすること。大きな仕事でも、一つ一つの作業レベルにブレイクダウンしていく。それをためしている。

たとえば、手紙をだすこと。その一つとっても、いくつかの作業レベルに落とす。まず下書をかく。プリントする。校正する。封筒に切手を貼る。宛名を書く。清書したものをプリントする。封入してポストに入れる。

……このように細かく作業に落として、エディターに書いていく。一つ一つの作業は、そんなに大変じゃない。これくらいならできる。そんな気持ちになる。着手するハードルが低くなる。

ひとつ完了したら、「よし達成した」と確認していく。赤字で色分けする。完了というファイルに移す。

着手すればいい。火花が散って少しずつエンジンが動き出す。やがて勢いがついてくる。

あとは慣性の法則で動き出す。ひとつ達成すれば、欲が出てくる。もっといいのを作ろう、もうひとつやってみようというエネルギーが湧いてくる。

ジブでやるときめたことを、達成するとパワー生まれる。些細なことでも、気分がよくなる。自分に「よしよし、いい子いい子」したくなる。この勢いで次のことをやろう。そうなっていく。

こんなふうにして、一つ一つ個別にリストを作り、よくやったと自分を褒めながらすすめていく。

まあ、もっとも大切なのは、重要なことを優先順位にしたがってやることなんだけど。さらには、余計なことには手を出さない。そこが難しい。