過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

8月27日(月)哲学・仏教・生き方講座〜この地獄のような苦しみをどうやって遊ぶか、遊べるか。

「この人生は、あたりまえじゃないんですよ。ありがたいことなんですよ。そこに気がつくと、ありがとうと言える。ありがたいと思える。そういう行為一つひとつが、現実の苦悩を開いていきます。現実の苦しみは瞬時にシフトすることができます。相転移が起きますよ。そのためには感謝行ですよ。実践してみてください。」

彼からそう言われた。うーん、そうかもしれないな。ひとつやってみようかな、という気にさせられた。

彼はあるとき、悟りのようなものを垣間見てしまう。それ以来、普通の暮らしができなくなる。一気に原稿を書き出した。それはフロー状態。楽しくて仕方ない。

世に出すまでに20年間、封印されていた。いまやっと時が来ていると、かれは確信している。40代前半。京都大学の医学部を出ているが、医者にはならなかった。

原稿を読ませてもらう。ぼくには、内容の深いところはわからないが、かれの才天性は垣間見られる。アインシュタイン量子力学宇宙論、時間論は有名な式(E=mc²)に集約される。まあそういうような類の濃縮したものに見える。

けれども、現実生活に根を下ろして論じてもらわないと、一般の人には、伝わらない。カネがない、仕事に追われ、あるいは仕事がない、病気がち、介護、子育て、いろいろな日常の悩み苦しみが、この現実だ。そこからどうシフトしていくのか、できるのか、と。

ま、ということで、ぼくが彼に現実的なインタビューさせてもらいながら、話をしてもらおうと思っている。あとは、参加者との個別な質疑応答を通して、話は進んでいく。

まだトライアルだが、反響をみて連続講座を開いてみよう。その流れから、かれの本を世に出すサポートをしていこうか。

1回目は8月27日(月)。17時〜21時。鴨江アートセンター201教室。参加費千円。

テーマ「哲学・仏教・生き方講座」(仮タイトル)
──この地獄のような苦しみをどうやって遊ぶか、遊べるか。
現実の苦しみを瞬時にシフトする相転移と感謝行について。流れによっては、暮らしの幸不幸と先祖供養について。カルトと教祖の洗脳など、多岐にわたる語り合いの場となる。

講師:長野貴晃