過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

立憲民主のひとり勝ちか

今回の選挙は、自民が単独過半数。自公で3分の2議席を取った。ということで、流れは変わらず。新鮮味なし。

しかし中身を見ると、立憲民主のひとり勝ち。

自民は、公示前から▲6の284議席。手堅いはずの公明は、▲5の29議席。共産は▲9の12議席。維新は▲3の11議席。希望は▲7の50議席。そんななか、立憲民主はプラス40の55議席と大躍進。

台風がきて低投票率のなかの躍進である。好天気で投票率が高くなっていたら、浮動票がかなり立憲民主に流れただろう。

公示1週間前の立党にして、その迅速さ。立憲民主、そのネイミングもいい。なにより枝野のアピール力。話術がうまいというレベルではなくて、志が伝わる感があった。

立憲民主は、左寄りの政党だが、右寄りの人たちも賞賛する。石原慎太郎にして、「今度の選挙では候補者達の卑しい人格が透けて見える。戦の前に敵前逃亡、相手への逃げ込み、裏切り。まるで関ヶ原の合戦の時のようだ。その中で節を通した枝野は本物の男に見える」と言わしめた。

漫画家・小林よしのりは、立憲民主の応援演説まで行った。 「自民党は保守ではない。単なる対米追従勢力です。アメリカについて行って戦争しろと。自衛隊自衛隊のままでですよ?集団的自衛権に参加させるんですか?こんな恐ろしいことはない」と。

Twitterの活用も見事。民衆に囲まれた演説会は、FacebookTwitterで拡散した。産経新聞まで一面のトップに、枝野の演説風景を掲載した。

さて、これからは野党の再編劇が始まる。民進党にある100億円以上もの資金、その裁量権のある前原はどう動くのか。希望に行った議員たち、無所属から立候補した元民進党の議員たちは、どう動くのか。それらを糾合して、枝野を核にして大勢力になるのかもしれない。