過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

助成金を活用して、着想、思いつき、アイデアを実現していく道

助成金を活用して、着想、思いつき、アイデアを実現していく道がある。
やってみたい、おもしろそう、みんなの役に立つ、というアイデアがあっても、いちばんの課題は資金だ。
たとえば、なにかシンポジウムを企画するにしても、会場費、講師への謝礼、受付のバイト代、移動費、郵送費、音響の機材のレンタル料、事務用品など、いろいろお金がかかる。
その資金を得るには、広告を取る、参加費を取る、協賛金をもらう、という方法がある。さもなくは自費でまかなうということになる。自分の生活費まで出してまで、やりたいかというと、それは難しい。

で、大方は資金がないで、アイデアは単なる机上の空論で終わる。「こんなこと考えているよ」「いつかやりたいんだけど」「じつは、こんな企画したことがあったよ」と、茶飲み話で終わるだけ。

そうなると、たんなる「妄想」でしかなくなる。企画と思いばかりを次々と語って、ひとつとして実現しない人の話ほどつまらないものはない。実現にむけて動かないと、人生がもったいない。そう思う。

そこで、「資金獲得」がなによりも重要課題となる。資金のメドさえつけば、アイデアは実現される「可能性」はあるわけだ。で、そのひとつの足がかりは、助成金
助成金というと、行政の「ひも付き」というイメージがあるが、行政の予算のかなりの部分は、助成金に使われている。産業支援、地域振興、教育、福祉など。それを活用していく道はある。

そうして、もうひとつ。民間の助成金だ。これはCSR(企業の社会的責任)としての意味あいが大きい。そして、近頃はクラウドファンディングの流れが起きている。
そのあたりを、いつも観察している。企業の助成金をみると、さまざまなものがある。たとえば、締切間近の民間助成金をみていくと、このようなものがある。

たとえば、ボーイング社 10万ドル(4/28)、庭野平和財団 100万円(4/30)、日本生命財団200万円(5/31)、アジア・文化創造協働助成(6/1)……などなど目白押し。その他、行政の助成金も膨大にある。

ものごとの実現を、「助成金」という視点から見ていくと、ひとつ可能性を開く道はある。