過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

話題は、死についてのことばかりになった

図書館の帰りにMさんのところに寄る。とくに用はないけど、顔を見に。80を超えておられる。48歳のひとり娘が昨年の7月に亡くなったこと。遺されたのは中1、中3、高3という難しい時期の子どもたち。その夫が仕事と育児でたいへん。

さらには2月には弟が亡くなり、また、最近、友人が亡くなった。一昨日は、近所の人の葬儀だ。集落はお年寄りばかりだからね。

終活しなくちゃいないよね。死んだらもう、あとは関係ないよね。もう現世とは縁がきれるんだから。いや、そういっても遺された人のことを考えるとねえ……。話題は、死についてのことばかりになった。

旦那さんは耳が遠いために、ほとんど会話が不可能。よもやま話の場、語りを聞いてくれるひと、集いというのが、たいせつと思う。

80を超えると、気持ちも萎えてるし、体も自由にならない、と嘆いておられた。まだまだとは思うもの、人生、かならずやってくる道。明日は我が身である。そんな思いで聞いていたのだった。こんど、あかりを連れて行こう。