過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-04-04から1日間の記事一覧

話題は、死についてのことばかりになった

図書館の帰りにMさんのところに寄る。とくに用はないけど、顔を見に。80を超えておられる。48歳のひとり娘が昨年の7月に亡くなったこと。遺されたのは中1、中3、高3という難しい時期の子どもたち。その夫が仕事と育児でたいへん。さらには2月には弟が亡…

紀伊山地三霊場会の本作り

紀伊山地には、熊野・吉野・高野という三つの霊場がある。日本を代表する霊場といえよう。それぞれ、独立した宗教世界があるけれども、道をとおしてつながっている。三霊場はとてつもなく古い。熊野は千七百年、吉野は千三百五十年、高野は千二百年。ゆうに…

仏教と先祖供養について

仏教の源流インド(4)インドの方とお話する機会が多い。異文化の人から聞かれると、そもそもどういうことなんだろうと、気がつくことが多い。とくに、インドの文化からでてきた仏教が、日本でかなり変容していることに、あらためて気がつく。日本仏教の特殊…

父母の孝養のためとて、一辺にても念仏申したること、いまだ候はず

「あの世」とか「死後の霊界」とか、あるのかもしれない。しかし、ある一定期間が過ぎたら、あらたないのちとして生まれてくるのかもしれない。だから、先祖供養しても、その先祖は「あの世」にいない。もう次のいのちとして、この世に生まれてきている。な…

サクラはヤマザクラがいい

ぼくはサクラが苦手。とくにソメイヨシノが。それは、一斉に咲くから。そして一斉に散るから。とくに一斉に咲くときが、つらい。あんなにあでやかに、派手に、明るく、華々しく、堂々と咲いているすがたに接すると、いつも耐え難い。なにかこう、満開の桜の…

漫然としていたら、はや人生が終わるなぁ……

「一月(いちげつ)往(い)ぬる 二月(にげつ)逃げる 三月(さんげつ)去る」うわっ、もうお正月だどうしよう。なんと、もう三月がくる、どうしよう。おお、いつの間にか4月だ。ひえーー。いつの間にか桜が満開になってしまう。はやいこと、はやいこと。そしても…