過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

明日は、東京で仕事

稲刈りしたり、炭焼き窯作ったりしているけど、じつは本業は編集と物書き▲明日は、東京に出稼ぎ。先月に続いて、スリランカの上座仏教のスマナサーラ長老の公開講座の司会とインタビュー。前回のアンケートで、「長老の話はおもしろいが、池谷の話は退屈だ」というのがあった▲あ、あのね。ぼくがなにかを語ろうというのは、まったくなし。ぼくの役目は、長老からいいお話を引き出して、それを原稿にして出版するまでの仕事。

前回、一時間くらい事前打ち合わせをしたけど、長老は「おんなじ話は二度としない。リピートなんてしない」ということなので、今回は、打ち合わせなし。ぶっつけ本番でいく▲テーマが「60代からの仏教入門」ということなので、今回は、親の看とりとおくり、自らの老いと死をどう受け入れていくか、みたいなことも聞きたい▲失敗から学ぶ、嫌なことから学ぶコツ。嫌な人、嫌っている人から学ぶのは、どんなふうにしたらよいか。そのあたりも、聞いてみたいところ。

そうして、講座が終わってから最終電車で帰ってくる。翌日は2日間にわたっての「春野人めぐり」で、お客さんがたくさん来られるかもしれない▲内山弓子さんが腕によりをかけてカレーとデザートを作ってくださるので、それがたのしみ。前回、せっかくのカレーを鍋ごと忘れてきたので、唯一の心配は、そのこと▲明日は、車で掛川駅まで50分。そこから新幹線で東京乗り換えで、御茶ノ水まで2時間ちょい。イノシシとシカが出てくるこんな山里でも、都心まで3時間でいける。