過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

三遠南信の民俗芸能を世界遺産に

こないだから、おもしろいかも、と頭の中に住みはじめだしたアイデア三遠南信という愛知県の奥三河静岡県の北遠州、長野県の南信州という3県が隣接したエリアの民俗芸能を発信していくということ▲これに秋葉街道という秋葉神社に参拝する古道を組み合わせる。これは、塩の道でもあり、信州の諏訪湖のほうまで続く。

三遠南信という天竜川水系のほとりは、遠山郷、奥三河水窪、佐久間……と民俗芸能の宝庫と言われている▲ひとつには、万物のエネルギーが衰退していく冬至の頃に行われる花祭・霜月祭霜月神楽(花の舞とか、ひょんどりとか、あるいは西浦田楽)、飯田の人形浄瑠璃大鹿村浦川の農村歌舞伎など。

秋葉街道は、江戸時代に伊勢参りに次ぐような賑わいを見せた、火伏せの神様である秋葉さんにお参りするための道だ▲それらまとめてユネスコ世界遺産に登録しようという運動だ▲そういうことを目指して、三遠南信のエリアの人たちが交流していく。民俗芸能の魅力を掘り起こして全国に発信していく。そうしたらおもしろいなあ思う。いずれのエリアも過疎・高齢化の著しい地域である。写真は、夕方から明け方まで踊り明かす神事・川合花の舞の様子。