過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

なりわいとしての林業は可能か

山里の過疎化の問題。「なりわい」がないから、という話だが、「林業」はどうだろう▲かなり難しい。現状では、伐採して搬出して販売しても、赤字になるばかり。輸入木材に押され、在来工法が減って、木を使わない建築が主流になってきている。木の需要は減る…

阿弥陀さんとは、じつに57年ぶりの再会

この阿弥陀さんとは、じつに57年ぶりの再会であった。ここは、ぼくが通った幼稚園のお寺の本堂▲阿弥陀さんのことは、ちゃんと覚えている。花まつりのとき、みんなで仏さんの貼絵をした記憶がある▲きょう、講座のためにまちなかに出たついでに、お寺に寄った…

炭焼き窯づくり、いよいよスタート

炭焼き窯づくり、いよいよスタート。みんな素人なので、なんといっても指導して下さる先生がいる▲さいわい、すばらしい人に出会った。栗島清さんという。82歳。いままでいくつも炭焼き窯を作っている。昨年も一つ。郷土史の本も刊行されている碩学でもある。…

まちづくり公社の視察のガイドを

バスに乗り込んで、ガイドしながら春野の移住者の暮らしを見てもらったのが一年前。市の文化財課の「山城サミット」の企画だった▲こんどは、浜松まちづくり公社の企画で、春野の空き家のバスガイドをすることになりそう。先日、浜松まちづくり公社(市の外郭…

ニコッと笑ってくれると

笑うようになった。ニコッと笑ってくれると、親としてはこんなに嬉しいことはないね▲あかりも、はやいもので二か月。体重も誕生時3030グラムから、いまは5キロにもなった。おっぱいだけで、体重の増加率65%アップだ。子どもの成長ってすごいね。脳細胞のほ…

呼吸が生き方に根を下ろす

いつでも呼吸に戻る。呼吸に意識を向ける。吸う息、吐く息に気づく。吸う息、吐く息と一体になる▲するとそこから、あたらしく蘇る。あたらしく目覚める。ああいやだな、つらいな、面倒だな、思いやられるな。そんなときが、よく訪れる▲考えを追っていくと、…

春野町の「おためし住宅」 あいているよ

春野町の「おためし住宅」。定住のために、ここを拠点に家探しをしてもらうためのもの。月に1万3千円の家賃。最長1年までいることができる。ひとつは、以前に紹介したが、勝坂のロッジ(左2枚の写真)。なかには囲炉裏もある。家の前には清流がながれる。…

「おためし住宅」や「田舎暮らし住宅」をつくる

過疎化のすすむ中山間地にあって、定住促進が望まれる。けれども、移住者に対して違和感を抱く地域もあるので、定住はなかなか難しい▲しかし、行政ができることはたくさんある。なにしろ行政は、予算と権限をもっていて、人材もいる。NPO法人や任意団体の動…

ほんらい行政の仕事である

家が決まり、引っ越し準備中の移住希望者に「よそ者を受け入れたくない」と伝えた自治会があった▲「移住者の1人あたり10万円の支援金を自治会にだす」という制度がありながら、申請した自治会は、41自治会のうちたったの2つ。4%であった▲これが、春野町の…

ここで、蕎麦屋を開業したらいいよ

ここは「神楽の里」という施設で、総合案内所と食事どころだった。水車小屋もある▲かつての春野町の施設であったが、いまは浜松市の管理下にある。指定管理もはずれて、閉店のままだ。だれも利用することはない。いつか壊されてしまうことになる。ここで、蕎…