※長老の活動していたのは、ちょうどオウム真理教の事件があり。その後日本の社会で大きかったことは、東日本大震災と原発事故。そして世界的なコロナ禍という社会構造まで変わってしまうような変化があった。長老は福島で講演に行ったり、関連して本を出したりした。コロナ禍ではYouTubeを毎週2回生配信を続けた。
こんな状況では生きられない。暮らせない。困った困った。大変だ大変だとか言う人がいます。
けれどもその場でその場で、できることはいくらでもあります。
どうすれば人の役に立つのか、と考えればいいわけです。
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コロナ禍の時でも外に出られない。人に合わなければ、更に精神的に落ち込んでしまいます。
何か別なことを考えましょう。家にいる時間は有効に使えるようになってきたのだから、YouTubeを配信するようにしました。
YouTubeは、人にプレゼンするものはちゃんと整理して出せるし、それはやりたいなという気持ちはあったんです。
そのことで、仏教に興味を持った人はたくさんいます。
再生回数も百万回を突破したものもあります。
人は何を見ても勉強できます。世の中で勉強にならないものは何もないんだから。
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この間、あるおばあさんが挨拶しにきたんです。「YouTubeを見てますよ。コロナの時のYouTubeの説法を聞いて勉強しましたよ」と。
そう言われると、一人の人間にでも役に立っているでしょうね。何か役に立つことをやればいいんです。
また、電車に乗っていると、向こうから人がやってきて「YouTubeをよく見てますよ」なんて言われたことがあります。「握手してください」とか。せっかく出会ったのだから一言喋りたいと思ったんでしょうね。
「それは、どうもありがとうございます」とは言いますが、べつにそれは私にとって嬉しくも何ともない。私にとっては、それで終わりなんです。
ただ、世に発信するときには、真剣に話をしなくちゃいけない。それを聞く、聞かないは、それぞれの自由ですね。
※スマナサーラ長老のインタビューをもとに池谷が構成しています。