過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

まず電話機を分解した。夕方には、炊飯器に挑戦。そして、今朝は電気ポットだ。

あかりは早起きしてさっそく電気器具の分解をはじめる。
まず電話機を分解した。夕方には、炊飯器に挑戦。そして、今朝は電気ポットだ。「おもしろいねー」と。もくもくと集中している。
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親子で力を合わせて分解していくのはおもしろい。そして、かならず集積回路が出くるのがいい。これは宝物の王様みたいだ。
IC=集積回路(Integrated Circuit)は、ひとつのシリコン半導体基板の上に、トランジスタ、抵抗(電気抵抗)、コンデンサなどの機能を持つ素子を多数作り、まとめた電子部品。いまやどんなものでも、ICがはいっている。
むかしは真空管でつないだもの。友人で、まったく部品を使わないで、ほとんど竹と紙と炭で見事なオーディオセットを作った人がいる。電気抵抗、コンデンサなど、紙に墨を塗ってつくった。そして、たいへんに見事な音を響かせていた。
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分解するものは無限にある。いらなくなった家電製品をもらってきて、毎日、分解していこうか。そのうち、バイクやクルマ、エンジンの分解にまですすむのかもしれない。
分解していくうちに、電気や力学の原理がわかってくるといい。そして、次には自分で組み立てられればもっといい。
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そのうち、廃品持参で親子で分解するワークショップでもやってみよう。親も楽しめると思う。
そうして、廃品・廃材を組み立ててて、おもしろいものを作り上げる。究極は秘密基地だ。ジブリの「ハウルの動く城」みたいなものがひとつの理想だ。