過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

毎朝、娘と太鼓叩いて叫んで跳ねて踊っている。

「ええじゃないか、ええじゃないか」やらないの。
──うん、いまいそがしいからね。仕事、仕事だよ。
「つまんないの。ええじゃないかやろうよ」
──じゃあ、やるかぁ。それ。

毎朝、娘と太鼓叩いて叫んで跳ねて踊っている。
タンバリンと法華太鼓、さらにはジャンベを叩く。
 ▽
なむあみだー
なんみょう ほうれんげーきょー
オーン・ナマ・シヴァーヤ(パンク歌手、ドイツのニーナ・ハーゲンのド迫力の声の出し方でいく)
舞が入る
えらいやっちゃ えーらいやっちゃ
ええじゃないか ええじゃないか ええじゃないか

思いきり声出して発散するのは、エネルギーワーク。
 ▽
なむあみだー
かつての高声(こうしょう)念仏という行の一つからヒントを得た。
この行法はかつて、浜松市の成子の法林寺で行われていた。
巨大な60センチ四方もある木魚をすりこぎの倍以上の棒で思いきり叩く。なむあみだーと叫んで打つ。木魚はぼろぼろだ。もう、やっているお寺はない。

「なーむ」で思いきり打つ(頭打ち)
「あーみ」で思いきり打つ(頭打ち)
「だー」(頭打ち)で、どうだ!というくらい思いきり打つ
daじゃなくて、dhaだ。イノキの、一、二、三 ダー!とおんなじ。

ちなみに、普通の浄土宗の念仏の称え方は、
なーで打つ(裏打ち)あーで打つ(裏打ち)ぶーで打つ(裏打ち)
こちらは、ゆったり系の延々と称えるやりかた。これはこれでいいものだ。
初学の坊さんだと、この裏打ちで木魚を叩くのができない人がかなりいると聞いた。
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ともあれ、いろいろな行法があるけれど、声出しは大切。
それも、肚から思いきりだす。
出し尽くす。そして、舞う、跳ねる、踊る。
へとへとになるまでやる。出し切る。
そして、自然と静寂になる。からっぽになる。
そのうち、春野文化センターの体育館で、そういうワークをやってみたい。