過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ハクビシンと風力発電

ハクビシンだ。罠にかかったもので、足をケガしている。
ある介護施設で罠にかかった。さて、罠にかかったがどうしたものか。
「志村さんのところに連絡すればいい」ということを聞いて、その施設では、志村さんに連絡したという。
志村さんは、捨てられた犬や猫、こうした野生動物を保護している。ケガを治してたいせつに育てる。
いっぽううちでは、イノシシの丸焼きの集いなどを企画したりもするわけで、なかなか微妙なことではある。まあ、猟師が獣害駆除で仕留めたものを処分(土に埋めたり、山に捨てたり)するところを、ありがたくいただいているわけだけれど。

志村さんは「熊森協会」に属していて、クマが生息できる広葉樹の森にしようと、ボランティアで佐久間の人工林の伐採もしている。これまでチェーンソーで千本くらい伐ってきた。女性なのに、すごい。
密集した人工林を間伐することで、日がさしこむ。そこに広葉樹の種があり。やがて芽生えてくるのだ。長い時をへて、やがては広葉樹の森になる。すると樹の実ができて、生物多様性の森となる。クマやシカ、イノシシが生息できる。

うちにきたのは、風力発電設置によるによる森林の大伐採に反対するために来られたのだった。
春野から佐久間にかけての森林を伐採して、風力発電をつくる計画がある。
浜松市風力発電ゾーニングの計画書をみてみた。春野町界隈でも、すすんでいるようだ。図のNo.6、7,9のあたり。
風力発電化設置のために、大量の森林を伐採することになる。土砂崩れがおきたり、水源が枯れたり、濁ったり、いろいろな悪影響がでるかもしれない。