過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

陶芸を少し教えていただくことになりそう

「牛に引かれて善光寺参り」というのかな。
先日、あかりを連れて、ひとり暮らしの女性陶芸家(81歳)を訪ねた。身寄りは妹さんだけ。
家も相当に傷んでおり、自分が倒れるか家が倒れるか、どっちかだ、と言っていた。
──しかし、どうよしようもなくなったとき、どうしますか。
「最後は、道路に横たわって泣き叫ぶ」と(笑)。
きょう、役所に用事があってついでに、ふらっと訪ねたら喜んでくれた。
やはり死んだらどうするかみたいな話になる。遺体は献体。葬儀必要ない、お墓必要ない。
──そしたら、陶芸のガスの窯とか道具一切合切をどうするんですか。
「わたしが死んだら、みんなごみになってしまう。誰かもらってくれる人がいればありがたい」
──じゃあ、わたしが引き受けましょうか。
「でもね、まだ100歳展をやるつもりだから、まだ数回は焼きたいのよ」
──なるほど、100歳展。それはすごいね。そのときは、サポートしますよ(ぼくが生きていれば)。
「ともあれ、池谷さんもが窯をひきついでくれても、ガス窯の扱い方を知らなきゃどうしようもないでしょ。それに、そもそも陶芸のこと知らないでしょう」
そういうことになり、時間をみつけて陶芸を少し教えていただくことになりそう。いろいろサポートさせてもらうことにした。

f:id:ichirindo:20211227192316j:plain

f:id:ichirindo:20211227192234j:plain

 

f:id:ichirindo:20211227192259j:plain

f:id:ichirindo:20211227192313j:plain

f:id:ichirindo:20211227192245j:plain