過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

デイサービスの事業と編集と両輪で動きだす

90歳を越えて、たくましい暮らし。本人は全くフツーであたりまえとして、淡々と日常を送っている。が、はたからみるとたいへんな驚異。
たとえば、
①地域の要となる商店をひとりで経営している98歳の女性。
②10メートルもの高さの木に登って枝打ち、太さ1メートルくらいあるスギを切り倒してしまう91歳。
③80年間も日記を休まず書き続け、モールス信号が打てたり年上の奥さんの下の世話までしたりの93歳。
④地金づくり、刃づけ、研ぎ、そして販売まで一人でやってしまう鍛冶屋91歳。
⑤伝統ある阿多古和紙をたんたんと漉き続け、見事な人形も作る。まことにおおらかで明るい人柄の90歳。
その他、この山里には、すごい人がいるのだ。これまでそういう方にお会いしては、ブログや県の健康長寿財団の雑誌に書いてきたのだった。
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それをみてくれた東京の出版社からアプローチがあった。昨日はZOOMで編集者と打ち合わせ。年内には、それらをまとめて本にしたいということになった。自費出版や買い取りじゃなくて、きちんと書店を通して販売される。
切り口は、過疎地×山里×90台×たんたんと生きているフツーの人。
日々の暮らしぶり、人生観、これまでの生き方を聞いてオムニバスで本に仕上げる。
フツーの人でありながら、そのフツーなところから、光る言葉を見つけてくるというのが、今回の企画の趣旨。かなり難易度の高いところ。
有名人でよくおしゃべりして、いろいろと詳しい人から聞き出して書くのは、それほど難しくはないんだけども。
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本作りは、いい編集者との出会いがいのち。幸い、昨日打ち合わせた方は、一緒に力を合わせてやっていけそうで、安心。
ひとりでつくると、モチベーションが続かないので、つねにマラソンの伴走をしてくれる人がいると、すすむ。のんびりやっていると、この世を去ってしまうこともあるので、大急ぎ。
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卓越した老師(村上光照師)の本作りも決まったので、動き出そう。5月から施設は週休3日にした。デイサービスの事業と編集と両輪で動きだす。