過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

こうして反響がすこしずつあるのは、うれしい。ありがたい。

「きのう息子から電話があった、掛川の書店に行ったら、『すごい90代』の本が山積みになっていて、立ち読みしたら春野町のことが書かれていておどろいた」
きのう訪ねた89歳の郷土史家の方がそう言っていた。

「池谷さん、本だされたんですか。新聞見たら、広告に出ていて、もしかしたらと思ったらやっぱり池谷さんだった」
佐川急便の配達の方から。

「買って読みました」と地元の小山国会議員からメッセージ。

「店にレジ前に置いといたら、お客さんが手にとって、「あっ知ってる人」だと買って行かれました」と、コンビニ経営の弓子さん。

「本屋に行ったらすごい山積みになっていて、ひらいたら、おまえのおかあさんが載っていて驚いたぞと、先輩から言われた」
取材させてもらった99歳(今月100歳:現役の商店主)の方の息子さんから。

「本を読みました。春野町の空気感を感じたい。移住したいので、11月に訪ねたいのですが」という27歳の自営の方からメール。

こうして反響がすこしずつあるのは、うれしい。ありがたい。
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この本がそこそこ売れれば、出版社から「第二弾いきましょう」という話になるかもしれない。

気持ち的には、次の本の取材先はちゃんといる。なにしろこの山里、すごい90代は、たくさんいるのだ。

いや、日本全国いるんだと思う。いま生きておられて、施設に入らずにひとり暮らししている方は、もとよりすごい90代だ。

そこになにか物語、人生ストーリーがあるかないか。いや、かならずある。そこを見つけて、掘り下げて書いていけば、そのまま日本の生きた戦後史にもなりうる。
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以下は、「過疎の山里に暮らすフツーなのにフツーじゃない」という本の趣旨とは離れるが。

「すごい90代」といえば、地元の大企業スズキ自動車の、鈴木修相談役も94歳。じつは元常務と親しいので、かれを通して、鈴木修さんにも送らせてもらった。

できれば、いまのフツーの暮らしを取材させてもらいたい、と。いまだ返事はないけれど。

そして、ありえないけど、創価学会池田大作さんは、たぶん94歳。聖教新聞では、日々、メッセージを発している。「たいへんお元気」ということになっている。

それで、聖教新聞社にも送っておいた。「もしもお元気であるなら、独占取材させてください」と書こうとしたけども、さすがにそこはやめておいた。こちらも返事はない。

ともあれ、ご縁があればいろいろと展開していく世界。