過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

診療所というのはとってもひらけた、交流の場になっていく

診療所に行く。8人くらいが待っていた。知り合いのおばさまがいたので、話しかける。そのやりとりを聞いて、また知り合いのおばさまが応ずる。そしてまた、その知り合いが……というふうに、診療所の待合室は談話室になった。みなさん、だいたい80台。
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それぞれ知り合いの知り合い、というふうにつながるのが、山里だ。で、こうした、いわば語らいの場、自然な交流の場というのは、あるようでない。

かなしいことに、診療所くらいしかないんだなあ。店はほとんどしまっているし。郵便局は座って語る場があるわけではないし。
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これでお医者さんがすぐれたコミュニケーション力と地域貢献の意図をもっていたら、診療所がとってもひらけた、交流の場になっていくなあと思う。

まあ、診療が忙しくてとてもそんなことはできないとおもうけれど。待合室を活気ある交流の場作りにすることは可能かと思う。もっとも、いまコロナ禍で座る席にバッテンがついていて、むつかしくなっているのだが。
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ところで、温泉の出る治療院を経営している友人の医者がいる。24時間、いつでも温泉に入れる療養施設があった。民宿のような雰囲気でとっても居心地がよさそうだった。そのお父さんは作家でもあり、ドラマにもなった(『天山先生本日も多忙』)。