ZOOM楽座
ZOOM楽座 5/31(日)20時〜
語り合いの趣旨:
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戦後、急速に拡大した創価学会は、公称1200万人の会員数という。海外にもひろく布教している(192か国 )。日刊の聖教新聞の発行部数は公称550万部。いっときの参院選の公明党の得票数は、800万票もあった。いまの小選挙区制の選挙にあっては、自民党を支える原動力となっている。
だが、組織である以上、いろいろなパワーゲームがある。教義や本尊など、大石寺と袂を分かったことで、矛盾をきたしていると思う。そのあたりは、池大作氏のカリスマ性で保たれていると思うのだが、求心力を失えばどうなるだろうか
分裂によって、選択肢が増えて、多様な創価学会があらわれ、切磋琢磨してかえってエネルギーを増すかもしれない。あるいは、大きく衰退していくかもしれない。
そのことで、政権与党にある公明党の動向も変化していかざるを得ないだろう。
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語り合いでは、次の3つを軸にみてみたい。
①創価学会の教義と本尊
②創価学会のいま活動
③公明党について
創価学会の教義と信仰の中核である本尊は、日蓮正宗富士大石寺に依存していた。その大石寺と袂を分かって10余年。教義と本尊は、どのように改変されていったのか。日々拝している漫荼羅本尊や日蓮本仏論(日蓮こそが末法の本仏であり、釈迦よりも偉い)を、いまの会員はどのようにとらえているのか。
そして、創価学会の日々の活動はどうなっているのか。どういう魅力、そして限界があるのか。
また、公明党は政権与党にいるが、本来の大衆とともにあるという政治理念は、実現しているのか。弱者に寄り添っていく大衆政党、福祉政党という立党の精神はどうなっているのか。
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組織である以上、いろいろと矛盾を抱えていることは当然と思う。そのあたりは、信仰の力と池田大作氏のカリスマ的魅力で支えられてきたのだと思う。その求心力の源泉が姿を消した時、巨大な宗教団体はどこにいくのか。どうなっていくのか。
創価学会の活動家、元活動家をゲストに語りあってみたい。