過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

その人に即して、やりたいこと、表現したいことなどを導いて差し上げること

今日のデイ。ひとつの試み。

人がとっても嬉しいこと。それは、自分の語ることを聞いてもらえること。言いたいことをちゃんとわかってくれて、適確に興味を示してもらえること。
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私設は利用者さんがとても少ない(幸いというか残念ながらというか)。そのため、利用者さんに対して、懇切なやりとりができる。

その人に即して、やりたいこと、表現したいことなどを導いて差し上げること。そこが大手のデイとは異なる、ひとつのセールスポイントである。

そのためには、聞き役、語り相手が必要。それにはいろいろなタイプがいていい。
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日々退屈。おしゃべり相手がほしいと言う人が、地域には、わりとたくさんおられる。そういう方に、施設に遊びに来てもらおうと思っている。いわば、サポーターとして。

きょうは、Mさん(85歳)にきていただいた。昨年には夫を亡くし、3年前には娘さんを無くして、ひとり暮らしだ。聞き上手、相手のしゃべることに対して、適確な言葉が返せる。

また、その友人のYさんもきていただいた。地域情報と幅広いネットワークを持っている。話題も豊富。利用者さんとも数十年ぶりに再会ということで、話が盛り上がった。
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まだぼくが見習いの身なわけで、冒険はできないけれど、こうした地域のサポーターのような方に、遊びに来ていただく。昼食をごちそうする程度のお礼で、利用者さんとの話し相手になってもらうというトライアル。

こうした介護の仕事は、とにかく人材にかかっている。受け入れの人にかかっている。というわけで、いろいろと試行錯誤の日々。