即位の礼と学徒出陣と万歳三唱 - 過疎の山里・春野町で暮らす

即位の礼の映像をみた。安倍さんが「天皇陛下万歳」を音頭を取り、みなが唱和。祝砲の大砲が鳴り響く。

ちょうど76年前（1943年）の10月21日、雨の中、神宮外苑で学徒出陣式（出陣学徒壮行会）が行われた。こうして、国民総力戦の様相を呈していく。やがて「一億玉砕」を叫び、「無条件降伏」の道をたどる。国土は焦土と化した。

「生らもとより生還を期せず。誓って皇恩の万一に報い奉り、必ず各位の御期待に背かざらんとす。」と学生が誓いの言葉を述べる。

「もとより生還を期せず」。戦って死んで帰ってこない覚悟だという。帰らざる学徒、およそ千人弱であった。

東条英機が「諸君とともに聖寿の万歳を心の底から三唱いたしたいと思います。天皇陛下、万歳、万歳、万歳。」そういう映像を見た。

即位の礼、万歳三唱と祝砲もいいが、雅楽の演奏など、古式豊かな悠揚とした流れがよかったなあと思ったりもした。