過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

出版方法のいいろな道筋

ある方から出版の打ち合わせ。以下、提案してみた。ま、本を出すときの参考までに。

①「自力で動く」。
自分で企画書作成。原稿をプリント。10〜20社の出版社に送る。しばし、様子を見る。ただ、「ナシのつぶて80%」と思うべし。

②「アクセスがあるのは自費出版の会社系」。
そういう出版社は、読者を見ておらず、著者の自己満足が第一

本の装丁と発行部数によるが、200〜300万円くらいかかかる。友人は、S社に400万円。G社で300万円。B社だと200〜300万円。そして、まったく売れず、在庫を抱えるだけ。さばくのがたいへん。まあそれでも、本が出るのは嬉しいという人が多い。

③「池谷に企画書と出版社とのやりとりを依頼」。こちらに企画書つくりと原稿プリント(それなりにデザイン)と出版社とのやり取りを依頼した場合には、それなりの費用はかかる(編集なし、そのまま)。しかしいまの時代、出版社が出してくれるかどうか、まったくわからない。

「出版社が決まった場合」。そこから出版社と具体的なやりとりとなる。原稿の修正などの作業は、出版社との意向次第。別途費用がかかるかもしれません。

④「出版が決まった場合」印税の割合で配分。かつてよくやったのは、語りおろしでこちらが原稿を作成した時、50─50という配分。それでも、10万部以上、売れた本は3冊ある。

⑤「Amazonのひとり出版社」(POD出版)という道もある。この場合、Amazonで販売可能。在庫をもつ必要なし。印刷製本、発送、代金回収などはAmazon。一冊からでも印刷製本そして発送が可能。

しかし、本のかたちにデザインし編集する必要あり。校正、ISBNコード、Amazonの販社(定価の40%支払い)とのやり取りも含めて、費用はかかる。

⑥「販売のための出版社を使う」。こちらで本を制作し、全国の書店に並べるためには販社(東販、日販、地方小出版流通など)をつかうときには、掛け率60%(定価千円なら600円)程度で展開してくる場合あり。しかし、在庫管理、営業、代金回収などすべてやってくれる。

そのためには、こちらで印刷製本する必要あり。全国の書店展開しようと思うと、せめて3千部、予算があれば8千部からの展開。印刷製本費用もかなりかかる。

⑦小冊子でワークショップごとに販売する方法もある。本の制作費は、想定と部数次第。その工法の仕方は、SNSYoutube、ZOOMなどをつかって展開していく。