過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

インドネシアの家族の取材申し込み

インドネシアの家族が、山奥の集落でハラール食品を製造するということは、すでに「東洋経済」で取り上げてもらった。きょうは、テレビ東京から取材の申込み。池上彰の特番(2時間)のなかで取り上げたいということであった。
あかりを三輪車に乗せて河原を散歩中の電話で、あかりが騒ぎ出してゆっくり話ができなかったが。
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どういうストーリー、どういう絵柄がほしいのか、相手の狙いに即して、セットアップすることはできる。食品加工の現場、村人との食事会、空き家探しのツアーなど。ついでに家の解体のことも。
池上彰ということであれば、いろいろ切り口がある。まあ、次のような素材を提案したのであった。
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①疲弊する地方、しかも山間部の過疎高齢、空き家の問題。そこに、ここに外国人家族が仕事を持ってやってくる。しかも、おじいさんが、インドネシア独立運動に関わった元日本兵
②これからの日本社会は、外国人を受け入れて協働していかざるを得ない。その際に、外国人の価値観、宗教、生き方、風習を受け入れることの大切さ。過疎地の集落で起きている現場から。
③日本はこれまで、仏教、キリスト教を受け入れてきたが、イスラムには馴染みがない。タリバンとか9.11とか、暴力的なイメージが付きまとう。しかし、世界で16億人のムスリムがいる。そこで、イスラムに生きるとは、どういうことなのか。そのあたりを知る。
④食品のトレーサビリティーの問題。無農薬とか有機農法といっても、しっかりとトレースされているのか。ハラールは、どういう生き物が、どのように 屠殺され、どういう人が、どのように調理したのかトレースできる。しかし、いまの日本のハラール表示はどうなのか。そのあたりの食品の問題。
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ま、こんなことを伝えたのであった。取材は3月末、放映は5月の予定らしい。まだ、プロダクションレベルの企画段階と思われる。同時にすでにBS放送の取材も行われている。