過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「ごめんなさい」を言えるなんてすごい、と思ったのだが

あかりは、日々、言葉が達者になる。
「お風呂はいらなあい?」というと「お風呂入らなあい」と返してくる。

すこし変化球を投げてみる。
「お風呂はいる人、いるう?」というと、「お風呂はいらないひと人、いるうー」と返してくる。
おお、なんと、そういう言い方ができるようになったか。

なにか悪かったことをすると「ごめんなさーい」と言う。「ごめんなさい」を素直に言えるなんてすごい、と思った。

ところが、「ごめんなさい」は、あんまり心がこもっていない。迷惑をかけてもその言葉を言うと許してくれる「呪文」とか「免罪符」のように思っているみたいなのだ。

「そこのところは、お父ちゃんにそっくりだね」と、妻は言うのだった。