過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

蔵も使える。喫茶店もできそう。プチコンサートも

一年間、おためし住宅に暮らしていたM君、31歳。いよいよそこを出なくてはならずに、新しい住まいを探していた。

(おためし住宅は、地域になじんで春野の暮らしをよく知ってもらい、定住するための住居を探すためのもの。家賃は月に1万3千円)

アテにしていた空き家があったが、次々と、やっぱりダメということになって、困っていた。だが、ちょうどタイミングよく、キャンセルとなった大きな空き家があったので、そちらを案内した。

家主との面接では、借りてくれればありがたいということで、月に1万5千円の家賃にしてもらう。ものすごく広い。蔵も使える。喫茶店もできそう。プチコンサートも。

となりでは、ヤママユの機織り、そして和紙作りをしている方がいる。M君は、アイルランド民謡の笛を吹いたりするので、ここは文化発信のおもしろいフィールドになるかもしれない。

ただし定住するにあたっては、地元との付き合いがたいせつ。ということで、自治会長との顔合わせをセット。そちらもクリアー。まあ、祭やら草刈りやら消防団やら、いろいろと煩わしい行事もあるけれども、そこはなんかとうまくこなしてもらいたいところ。ぼくのほうで、今月、契約書を作るこ。

M君は昨年は、一緒に無農薬の田んぼ作りに参加してくれた。今年も、主要メンバーとして関わってもらえることになる。若いチカラは貴重なところ。