過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

一緒に空き家探し

M君が来訪。いま春野町の「おためし住宅」にいて、そこは一年期限なので、家を探さなくちゃいけない。ぼくが管理している二階建ての一軒家を案内した。日当たりと風通しは抜群、見晴らしもいい。でも、いくつか難点がある。

電気工事や水回り、床などの手直しが必要。急な坂のためにクルマの出入りが、かなり怖い。隣家が近いのも田舎暮らしには不向き。ということで、借り手がいない。家賃、タダ同然でいいんだけどね。この空き家、じつはもて余している。

その近くの一戸建てを数軒案内。ひとつは、貸すんじゃなくて、売りたいようなので、ダメ。自治会長に挨拶して、一緒に訪問。若いひとが住んでくれるとありがたいだけどねぇ、と自治会長。

自治会長とのはなし。あそこは、ひとり暮らしのおばあちゃんが施設に入って空き家。あここは、ずっと空き家だけど、息子さんが課さないと言っているし。あそこは、交通事故と大病で、なかなか退院できそうもないし。母屋も離れも空き家になっている。

その他、川の畔のすてきな空き家もあったりするが、やはり貸してくれるまでには、時間がかかる。だから、まずは適当なところに借りて住む。そして、地域に馴染んで、信頼を得ていく。そのなかで、いいよ貸してあげるよ、あんな空き家があるよという声がかかる。

ひとりで家を4棟も建てた「そば処一休」さんも訪ねて紹介。土地を買って(なにしろ山里は坪5千円くらいだからね)そこに自分で家を建てるという道もある。青木さんは60を超えてから、実行してこられた。Mくんは、31歳と若いので可能性はたくさん。