過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

そのデザイン力は秀逸、情報感度もすばらしい

小林くんが来訪。かれは20代の若者で、大学院を卒業したばかり▲この春から、うちに滞在して楽舎の仕事を手伝ってもらうつもりでいた。けれども引佐町の地域おこしの協力隊の募集があり、そちらに採択された▲かれは棚田の研究が大きなテーマなので、棚田のある引佐での活動のほうが意義が大きいので、ぼくは大いに賛同している。ただ、貴重な戦力だったので、かなり痛手だけどね。

かれには、チラシの制作などに大いに力を発揮してもらっていた。そのデザイン力は秀逸、情報感度もすばらしい。若い感覚、美的センス、新鮮な発想を生かした活躍が目にみえる▲いつもちょっとした素材から、こうしようか、こんなことやろうか、こんな企画できたらいいよね、と語りあえるのはたのしい。

かれは、つねにノートにメモをとる。ちょとした記事やデザインを見つけると、すぐに画像に収める▲就任して二か月、もう引佐町の魅力発信の新聞を2号も発行している。このデザイン力、着眼点もさすがだ。この通信を綴っていけば、立派な本になる。全国レベルでもインパクトがあると思う。将来がますますたのしみなことだ。