過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「神社・寺社カフェ」の企画が採択となる

「みんなのはままつ創造プロジェクト」の二次審査の結果が届いた▲2本のうち1本が採択された。「神社・寺社カフェ─浜松の歴史・文化資源を訪ねる」が採択。「ナリワイの力─山里の仕事百貨」は不採択であった▲全部で60事業の提案があって、一次審査は書類選考、二次審査はプレゼン、最終的には38事業が採択。22事業が不採択となった▲実際に事業のかかった経費のうち100万円を限度に助成していただける。楽舎(あるいは池谷)としては、昨年に続いて4度目の採択となった。

「神社・寺社カフェ」は、神社とお寺を気軽に自由に訪ねられるという企画▲そもそも神社と寺社は、祈りの聖なる空間であるとともに、地域の寄り合いの場でもあった。歴史を刻んだ文化資源でもある▲それが、檀家相手に法事だけをしていたり、祭の儀式だけをしているとしたら、もったいない▲けれども現状は、なかなか自由に訪れにくい。敷居が高い。「なにか御用で?」と怪訝な顔をされたりする。

そこで、各お寺が日にちを決めて、その日だけは誰が来てもオッケー。住職や神主がもてなしてくれるというもの▲内容は、住職や神主との語らい、境内の散策、お茶会、坐禅会、本堂の参拝など、それぞれの寺社によって企画してもらう。

寺社と寺院のプロフィール付きの、大きなマップ入りのパンフを作成。さらには小冊子も発刊。参加していただく神社と寺社は30〜50くらい。実施は、年末から春にかけての予定▲さてこれから、神社やお寺さんを訪問しては、企画を話して参加していただくことになる。参加してくれるところは決して多くはないと思う。けれども、その出会いの過程がまたおもしろくなる。出会いの縁によって、また次の企画が生まれてくる。