過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

90歳 北遠椎茸の杉田さん

きょうお会いした達人、3人目。杉田秀夫さん。90歳で元気盛ん。ちょっと挨拶しても、ものすごくレスポンスがいい。なにか質問しても、適確なこたえがすぐに返ってくる。ポーンとテニスボールを打つと、きちんと返してくれるような。楽しいストロークの交換ができる方だ。

北遠椎茸という会社の会長さん。北遠に椎茸栽培を広めた方。戦争では、潜水艦の乗組員。艦には72人が乗り組んで、山口県の光市から赤道の近くまで移動。5艇の人間魚雷を積んでマリアナ海峡まで出兵した。敵艦に5〜6千メートル近づくと人間魚雷を発射するという。

こんどの「二俣めぐり」の企画では、杉田さんには、そういった戦争の体験から、かつての二俣のまちの賑わいと衰退、人情のはなしを語っていただく。3日連続のトーク。会場は、尾張屋という安政3年から150年も続く旅館の離れで行う。