過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

山里と都市部をむすぶという事例の発表

昨日は、市民協働センターで話をさせてもらった。山里と都市部をむすぶという事例の発表▲これまで企画してきた「北遠山里めぐり」や「空き家を移住希望者につないでいく試み」について話をさせてもらった▲NPO法人を設立して一年、わざわざ人前でかたるほどのことはしてないし、はるばる来ていただいた方には申し訳なかったけれども。

また、愛知県東栄町企画課長の伊藤克明さんは、国道沿いの鬱蒼と茂っている杉を間伐して、明るい景観をつくるという計画の話▲その後、名古屋に拠点のあるNPO法人ボランタリーネイバーズ理事長の大西さんを司会に、参加者と討議というかたちだった▲過疎地をどうするか、森林や景観を守るにはどうしたらよいのか、こうして県をまたいで論議するのはおもしろい。

大西さんが言われたように、行政区分で、静岡県、愛知県と分けないで、川の流域で見ていく。おんなじ天竜川の水系ということで見ていくのが大切と思った▲南信州(長野県)、奥三河(愛知県)、北遠地方(静岡県)の、いわゆる三遠南信地方は、豊かな民俗芸能が継承されている。田楽、神楽、農村歌舞伎、人形浄瑠璃、霜月まつりの湯立神事など▲大西さんは、これらをユネスコ世界遺産に登録する運動を起こしていきたいと言っていたが、なるほどそれはおもしろいことだと思う▲ぼくとしては、来年には、こうした三遠南信の民俗芸能と祭のマップをつくってみようと考えている。