過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

元宝塚のトップスターの古城都さんと教え子が

ここ春野町は、宝塚歌劇団をつくった白井鐵造の出身地ということで、宝塚のスターが来て公演することがある▲一年前、古城都(こしろ・みやこ)さんの講演会があった。さすが男役のトップスターだけあって、立ち居振る舞いが颯爽としていた。

古城さんが「すみれの花〜」と歌いながら客席に下りてきて、一人ひとりにマイクを向けた▲すると、客席から突然、ステキな声が響いた。声の主は、かつての古城さんの教え子だった。古城も久しぶりの再会におどろいていた▲都さんの歌よりも、その彼女の歌に花があった。彼女は地元出身で、いまは農協の職員をしているとか。惜しいなあ、あのオーラならきっと宝塚で活躍できたろうにと思った。

いつか会いしたいものだと思っていたら、きょう偶然にも、会うことができた。そこは、街中の喫茶店・香爐だった。ここで友人と企画を練っていたときだった▲古城さんのボイストレーニングがここの喫茶店で行われていたのだった。ママさんが紹介してくれて、古城さんと彼女とお話をすることができた▲こうしてたまに街中に出かけると、山里とはちがって、いろいろな刺激をうけるね。山里に暮らしていると、いつも会うのはおばあちゃんばかりだし、あとはシカとかイノシシとかね。