過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

さまざまな田舎暮らしの達人たちの家をたずねた

昨日は、さまざまな田舎暮らしの達人たちの家をたずね、すてきな暮らしぶりに学ぶ一日だった。それぞれ、いまの暮らしにいたるまで、いろいろなドラマがある。それを聞けるのが、なんとも味わい深いこと▲同行してくれたのは、永年菖蒲園に勤めて植物にとっても詳しい永田さん、笛や弦楽器など数種類の楽器を路上で演奏する大村さん。

訪ねた家は、中近東の古布などの輸入販売している藤黒さん、志戸呂焼の陶芸家の青宵さん、蕎麦屋ワインセラーを経営する百古里庵▲酒蔵を改造したギャラリー叉水では、チベットで修行していた池田さんに会い、そこで草笛の名人の加茂さん、楽器を演奏する大村さんに会う。かれとは同行することになる。

ついで、身障者などに展示の機会を提供するギャラリー60,染付けと陶板の工房さくら、築86年の廃校で木工しているウッドワーク、古民芸の三の市では、おかみさんから絹の羽織りをいただいた▲83歳の和紙職人の大城さん、おかみさんたちが元気な、くんま水車の里、農家民宿のあそびやでは、古布リフォームを楽しんでいるおばさまたちと出会う、古民家を改築して手作り石窯のあるゆとり侶でお茶。

山のてっぺんにある藝術的なひょうたんランプを作る池田さん、陶芸の剛窯、そしてフランス料理の船明荘▲ずいぶんと訪問した。細く険しい山道を走りながら、家を探しながらの旅で、たいそう疲れたのだが、満ち足りた一日だった。

なんのためにこんなに回っているかというと、いま「北遠山里めぐり」というオープンハウスの企画をしていて、チラシができたので参加する家を訪ねてはチラシを渡したのだった。直に会う、というのが大切なので。でも都会とちがって、山道を延々と走るので100キロ以上は走ることになる。