過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「春野人めぐり」でたくさんのお客さんが

この土日は「春野人めぐり」という企画で、わがやはオープンハウスに。50〜60人くらいの人たちが、遠路はるばるきていただいた▲といっても、わがやはみるべきものも、売るものもない。ただ、いろいろなお話に花が咲いた。ときに10人を越える方が一堂に会すると、いろいろなつながりに共通項があったりの不思議▲突然に、バイオリン、二胡、笛、アコーディオンなどの楽器を持ち込んできてくれた方とぼくの尺八との共演が起きたりも。楽しい集いの連続となった。

わがやは、ドラム缶風呂にロケットストーブ、石窯という暮らし▲妙齢の女性たちは、ドラム缶風呂に興味津々。仏壇の前に鎮座してあるチベットの鐘も大人気。頭にかぶって、ゴーンと脳に振動する響きの世界を体験してもらう。私も、私もと、何十人もの人が体験していかれた▲マントラに関心がある、お経を知りたい、と来られた方。インドのマントラを演奏したり、坐禅和讃を一緒に唱えたり▲チベット仏教の修行された方で、春野に住みたいという女性。仏教の学習会を企画するので僕を講師にと依頼に来られた方。

一眼レフカメラを下げて、撮影に来られた70後半の三人のおじさまは、少年のように楽しそうだった▲実家の空き家をなんとかしたいと相談に来られた地元の親子。これからは麻だ、麻を栽培しようと盛り上がったり。六千坪もの大農園を自由に開放しているご夫婦▲40年ぶりに再会した同級生は、可愛らしい女生徒のおもかげが▲区のえらいお役人さん、市会議員も。あるいは、ときに婚活相談が始まったり▲そんなダイナミックな出会いが次々と起きて、楽しい2日間だった。まあしかし、何十人もの方と次々と話をつなげていくというのは、かなりヘトヘトになったけど。