過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

裁判の第三回の口頭弁論に

昨日は裁判の第三回の口頭弁論に出かけた。裁判長は、「まだ、和解の可能性もないとはいえない」と、再度和解をすすめる▲ぼくは和解する気はない。が、裁判長がそう言うので拒めない。相手方の弁護士と調停委員と三人で和解室へ行く。

相手方は、物損事故だから慰謝料を支払う意思はないなどと主張。こちらは、相手の不法行為は明らかで、多大な迷惑を受けた。にもかかわらず、相手は一片の謝罪だけ、善後策も何も講じないで放置していたのは、不誠実の極み。かけた迷惑に対して、慰謝料を支払うのは当然と主張▲話しても進展しないとわかった相手方の弁護士は不愉快な顔で、「じゃあ、判決を出してもらいましょう」と。結局、和解にはならずに再び法廷に移動した。

法廷の裁判官は、どうも仕方ないなあという顔をして、「では、結審します」という。裁判におけるすべての審理を終了するということだ。ぼくは相手が出してきた準備書面に反論していないので、いま結審されたら困る▲「お待ちいただけますか。これから準備書面を出しますので」と伝えると、裁判官はムム……? と意外な顔をする。「では、書面はどれくらいかかりますか」と聞くので「10日もあれば」とこたえる。

「では、陳述書も出してください。どういう被害にあって、どれだけ困ったのか。仕事に支障きたしたのか、そのあたりを書いてください」と裁判官。それで、次回の口頭弁論の日程を確認した▲ということで、次回で結審となる。おそらく判決は、1月だろう。訴えを起こしてから7ヶ月だ。

この程度の裁判でも、1年かくらいかかる。相手が控訴してきたら、また半年くらい。なにしろ時間がかかる▲ぼくは、裁判の書面を書いたりは苦じゃないけども。普通は時間的にもエネルギー的にも、技術的にもたいへんだから、裁判なんて起こそうとしないだろう。で、結局、泣き寝入りになってしまう。