過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

二桁計算の暗算がぱぱっとできようになったあかり

二桁計算の暗算がぱぱっとできようになったあかり。おとうちゃんなんかは、頭の中で筆算するので、暗算はできない。

「小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本」(小杉拓也 著 ダイヤモンド社)が書店で山積み。累計で70万部も売れているというので買ってみた。
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そしたら、3日でできるようになった。
しかも、いやいやじゃなくて、たのしそうにやっているではないか。

はじめは、「わからない」と涙をだしていた。
───いやなら、やらなくていいいよ。がまんしてやるものじゃないから。
「うん」

───だけどね、きっと自信がつく。ほら将棋みたいに最初は駒がどう進むかわからなくても、いまじゃ「詰将棋」ができているでしょう。だから、最初ちょっと我慢すればあとはスイスイ、ラクラクだよ。

「じゃあ、やってみる」

そしたら、すぐにハマった。
サイゼリヤで食事しているときもやっている。町営の風呂に入ったときも、風呂に入って熱くなったら休憩場所でやっている。図書館に来ても、やっている。
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おとうちゃんは、採点してちゃんとやっていたら、猫の絵を描いてあげる。それが楽しみなようだ。自分でもイラストを描きこんでいる。

───問題集とか教科書とか、どんどんと書き込んでいいからね。自分のイラストとか、好きに書き込むんだ。自分のものにしてしまうんだよ。

で、見事に一冊やり遂げた。

「これは、あかりの宝物だよ」
大喜びしてた。問題集の最後のページに、表彰状がついているのでそれを額に入れてあげよう。
二桁のかけ算ができるようになったら「インド式計算法」にトライしてみる。
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算数ができるとかできないの世界ではなくて、苦手で我慢して学ぶものではない。ちょっとだけ最初、手間かかかるけれど、やっていけばラクラクだ。とっても自信がつく。

そういう体験をさせようと思っている。あ、おとうちゃんも二桁の掛け算できるようにしなくちゃ。