過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

描くこと自体が楽しくなる 描いたときの自分の心のありようが、そのまま絵に残っている

きれいにちゃんと描こうとすると、ストレスになる。
遠近法とか一点透視法とかあるけど、いまはそんなの、どうでもいい。
まったく自分流でいいんだよ。
ごちゃごちゃしたままを描く。
それが面白いんだ。
描くっていうことは、そのものをよく観察することになる。
どんなものでも、観察するとおもしろいんだよ。
  ▽
そうあかりに言っている。
それで、あかりは100均のスケッチブックにボールペンでのスケッチを始めた。
ひとつ描けば、やったーという満足がある。達成感がある。
家にあるもの、庭にあるもの、土間にあるもの、もうなんだっていいわけだ。
描くこと自体が楽しくなる。
  ▽
そして「秘伝」を授けた。
描くことのすごさは、描いときの自分の心のありようが、そのまま絵に残っていること。
古いスケッチを見たら、そのときの自分の心、五感の冴えを感じ取ることができる。

お父ちゃんも描き出すかな。