過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

なによりスケッチするのは楽しい。描くたびに上達するのはうれしい。

───あかり、スケッチが楽しいよ。
「でも、なにを描いたらいいの?」
───そのへんにあるものがいいんだ。お茶碗でも、目覚まし時計でも。
「でも、おもしろくない」
───やってみないとわからんだろう。まずはこれを描いてみなよ。
ということで、お茶碗、コップ、そしてお父ちゃんなど描き出した。そしたら、「うん、おもしろい」ということになった。
それで、昨日はこれを描いてた。
───おお、なかなかいいじゃん。おとうちゃんのスケッチなんか、よく似ているなぁ。たいしたものだ。
スケッチすることで観察力がつく。
うまく描くのもいいし、下手くそでも構わない。
似ていなくてもいい。味わいがあればいい。
自在に描ければいい。
───日常の暮らしのないで、スケッチを始めると、よく観察することになる。
構造、仕組み、色彩などよくわかってくる。
そして、なによりスケッチするのは楽しい。描くたびに上達するのはうれしい。