あかりとオセロゲームやった。
─あれれ、どういうゲームだったっけ?
やっていながら、お父ちゃん自身がよくルールを知らないことがわかった。
それでも、なんとかつづけていくが、あかりがわかるはずもない。
そのうち、あかりが勝手にルールをつくりだして、「あかりちゃんの勝ちー」となってしまう。それじゃ無法地帯だ。アベさんみたいになってきた。
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それで、なにかおもしろいゲームにしよう思いついた。
─そうだ。コロナウィルス・ゲームをやろう。お父ちゃんは、コロナウィルス。あかりちゃんは、白血球だ。
ということで、お父ちゃんは黒い石を盤面に置いていく。あかりは、それを白にひっくり返す。負けじとお父ちゃんは、それを黒にひっくり返す。黒と白が拮抗する。白血球が勝ったり、コロナウィルスが勝ったりする。
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両者互角の戦いとなる。そのうち、あかりがエキサイトして机の上に乗っかって、盤面をグシャグシャにしてしまう。机の上の花瓶をがしゃーんと割って、水浸しになり、ガラスは粉々。
結果は、破壊と混沌。
でもまあ、そのことで、あたり一面は大掃除となって、机周りはスッキリと片付いたのであった。いろいろと象徴的だなぁ。