過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ぼくのほうで全面的にリライトすることになった

ぼくのほうで全面的にリライトすることになった。

PHP研究所と著者と私とで三者会議、ZOOMで東京〜浜松〜大阪。
240ページを100ページに削ったものの、自分史、自費出版のレベルで、お金を出して本を買ってもらうという商業出版は至らないとP社。
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で、ぼくはこれまで著者に遠慮して最低限のアドバイスできたが、ここにきて出版が暗礁に乗り上げそうので、P者の意向で、池谷が全面的にリライトすることになった。著者も納得。

著者はぼくよりも文章力、語彙力、表現力がある。ただ、そうなると難しいのは、自分の世界に入っていくことだ。読者は置いてけぼりとなる。

ということで、売れるために、読者に手に取ってもらうためには、読みやすい、わかやすい、ためになる本にするという方向がたいせつ。なので、著者の文学論やこだわりは、ぼくのほうで全面的にカットしてリライト。
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といって、それで売れる本になるのかどうか、そこはわからない。
ただ、13分間の心肺停止、死の世界に足を踏み入れて蘇生したという著者の体験はすごい。

そこを生かしながら、その後の人生のドラマを生きているゆえの軌跡として描いていく。死もすばらしい安心の世界だけれど、この生の世界、困難と問題が山積の現実こそがドラマ、躍動することなんだという方向に打ち出していく。
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双方、エネルギーが高まったときがたいせつなので、一気にリライトする。まずは10日間だ。「ここはもっと深掘りしよう」「ここはカット」「でもここは残す」「仏典はの程度にする」など、いつでもZOOMでやり取りできるのがありがたい。

きょうからスマナサーラ長老ととの「道元」についての本作りのスタート。先日亡くなった村上光照老師の企画書も書き上げた。本の企画は、次々と浮かんできている。元気なうちに勢いのあるうちに、すすむことにする。といいつつ、助成金の申請は今月、あと2本。