過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ベトナム寺院を訪ねる

「あれ?不思議なお寺がある」
見つけたのが、なんとベトナム寺院であった。天恩寺Chùa Thiên Ânという。
だれもいないが、本堂は引き戸が開く。勝手に入らせてもらう。なかなか派手な仏さまだ。
礼拝していると、外で作業している気配がする。
その方に話しかけると、ベトナムの女性の方だ。日本語は通じる。
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その方は「お寺を訪ねてくれてとても嬉しい。おもてなしをしたい」と、満面の笑み。ほんとうに心からの歓迎が伝わる。本もいただいた。
さらに「せっかく来ていただいてので、昼ごはんを食べていってください。これからつくります」と言う。
こういうとき、ぼくはほとんど遠慮しない。
「ありがとうございます」と昼食を頂いたのだった。
これがとってもおいしい精進料理だった。肉のようでいて、素材は大豆でできている。
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感心したのは次の5つ
そして、日本のお寺にはなかなかありえないこと。
①みんなの寄り合いの場であること
②みんなで作り上げた手作りの場であること
③来訪者を心からもてなし、喜んでくれること
④一緒に食事ができること
⑤お金を取らないこと(お布施をしたい人は自由にお布施)
月に一度は、埼玉のお寺からベトナムのお坊さんが来られて、お話と坐禅会があるという。いいご縁ができた。