過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

訪ねるのは皆さん80代。布絵作家、お寺の住職たち。

会えるうちに会っておかないと、もう会えない。会っても、もう語り合えないということが度々起きている。そういう自分こそ、いつどうなるのか、わからない。

なので、ひらめいたら電話するなり、相手の都合を考えずに訪ねるようにしている。

きょうは、まちなかに用事があってでかけた。片道50キロと遠い。せっかくなので、あちこちに寄る。ダイソーサイゼリヤは定番。

訪ねるのは皆さん80代。布絵作家、お寺の住職。

日蓮宗系のお寺は、本門佛立宗(八品派の流れ)の専門学校の理事長をされている方で、「あなたがくると、勉強になっていい、刺激になっていい」と喜んでくださった。

上行菩薩結要付嘱、日隆師、種脱相対、報中論三、日蓮漫荼羅についてなど、いきなりトップスピードでのやりとりとなる。こういう話し合いができるのは貴重なこと。住職は教学が得意な方だが、専門は、俳句、短歌、都々逸などで、お寺で毎月その講座を開いている。

そのうちZOOMでもご出演お願いしますというと、「そんな難しい話よりも、中世の祖師たちの和歌を論ずるというのが、おもしろいじゃないか」ということになった。

法然親鸞道元日蓮、さらには一休など、和歌のみならず、和讃や狂歌などを作っている。それらをとりあげて、語り合うというテーマ。

高校時代の恩師が住職をしている浄土宗のお寺も訪ねた。残念なことに、脳に腫瘍ができて病院に入ってしまわれた。高校時代のお元気な姿しか思い浮かばない。

帰宅すると、吉野の修験道の総本山の管長のZOOMインタビュー。編集の仕事が動き出してきていて、ありがたいこと。