過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

テーマ:「日蓮の実像はなんであったか」

ZOOM楽座の案内

テーマ:「日蓮の実像はなんであったか」

日時:5月9日(土)20時〜22時

参加方法:ZOOMにアクセス
https://us02web.zoom.us/j/5409124232

パスワードなど不要、クリックすれば参加可能。ハンドルネームオッケー。顔出しはご自由。傍聴だけでも可。
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語り合いの趣旨:

鎌倉時代に教えをひろめた日蓮の実像を探求する。日蓮は、飢饉、疫病、戦乱で死屍累々の世の中にあって、なぜに世の中が乱れるのか、それを救う道はあるのかを探求していく。

そして、正しい教え(日蓮からすると法華経)をひろめることで、世が救われると確信した。しかし、そのために生涯、死罪や流罪に遭うなど、苦難の道であった。

その弟子から数々の分派が生まれたが、「法華宗=日蓮宗」としてひとくくりされる。しかし、それぞれの分派において、日蓮像はずいぶんとちがう。日蓮を本仏と仰ぐ(釈迦よりも究極の仏)宗派もある。

戦後ひろまった新興宗教で最大のものは、創価学会である。それ以前は、立正佼成会霊友会、あるいは天理教や大本などもひろまった。

創価学会公明党の母体であり、政権与党にいる。参院選挙で800万票以上を集票する力がある。小選挙区制のなか、自民党を支えている。

創価学会は、日蓮正宗(総本山:富士大石寺)という宗派の在家団体から出発した。他に、法華講顕正会もある。創価学会は、いまは日蓮正宗に破門され、独自路線を歩んでいる。

教えは、日蓮正宗=富士門流=日興門流の流れである。教義の中核は、日蓮本仏論日蓮こそが究極の本仏、釈迦はその弟子)と板曼荼羅(富士大石寺にある彫刻漫荼羅)にある。

日蓮正宗とたもとを分かっても、教学的には、いまだに日蓮本仏論と漫荼羅中心思想が根底にあると思う。今日曲のものと言ってきた板曼荼羅(富士大石寺にある彫刻漫荼羅)については、もはや重要視しなくなってきている。

そうした富士門流=日蓮正宗創価学会法華講顕正会などの抱く日蓮の思想と教義を検証してみたい。

教学理論として、文献学的にも、さまざまな角度から論じてみたい。創価学会の方、日蓮正宗の方、顕正会の方、日蓮宗の方の参加も期待するところ。論議はかなり専門的なところになるかもしれない。

今回はその第一回:これを皮切りにシリーズで展開していきたい。
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ゲストは、犀角独歩(さいかく・どっぽ)さん。
本名:いわたちせいごう (岩立盛郷)。

一九五五年、熱烈な創価学会 員を両親に東京に生。三十五歳のとき、創価学会を脱会し大石寺に移る。宗務院教学部・内事部『大日蓮』編集室嘱託。四十歳で棄教。脱会者支援を始め、日本脱カルト研究会入会、元会報編集長、元理事。 日蓮宗現代宗教研究所等で執筆。日蓮の実像を追及。いまは主に『宗教問題』に執筆。

ホームページ:
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