過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

人体解剖図作りと、箱作りと、秘密基地作りと、どれがいい?

きょうのあかり。

──あかりちゃん、人体解剖図作りと、箱作りと、秘密基地作りと、どれがいい?
「人体解剖図づくりがいい」。

──じゃあ、箱とか秘密基地はつくらなくていいよね。
「いいよ。でも、お父ちゃんが可愛そうだから、鬼にしてあげるね」。

──そうか、鬼をやればいいんだね。
「あかりちゃんは、逃げるのが速いから、お父ちゃん、追いつかれちゃうよ」。

──じゃあ、こうしようか。一周回ったら、ガイコツになる。二周まわったら、心臓。三周回ったら、大腸とかいうのはどう?そしたら、人体解剖図と鬼ごっこが一緒にできるね。
「うん、いいね。やろうやろう」。
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という会話を、夕食の時、サンマを食べながら交わしたのだった。シュールな会話である。

食事の後、「お父ちゃん、もももももをやりたい」とやってきた。
近ごろ、パソコンでひらがなで文字入力を楽しみにしている。

「も」の字をいつも、続けて打つので、「もももも」は文字打ちを意味している。
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「おとうちゃんが、おかねもちになりますように」って、書くからね。

あかりは「お」はどこ?「と」はどこ?と、ぽつりぽつり、文字打ちを始めたのだった。