過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

テキストデータにする最大のメリットは、瞬時に「一括検索」できること

岩波書店の「仏教辞典」(800頁)をテキスト化して、自分のデータベースにしようと思い立った。テキストになれば、読み込んだとき大切なところはゴシックにしたりマーキングしたり、メモを加えたりできる。

まあ、仕事ではないので趣味として、気分転換としてやっている。ためしに「あ」から数ページ、OCRにかけてみたのが画像。

ちなみに、AdobeScanが便利。iPhoneで撮影して、それをPDFデータに変換し、GoogleDriveに転送。そこから、GoogleDocumentで開けば、OCR機能でテキストに変換されるというわけだ。
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テキストデータにする最大のメリットは、瞬時に「一括検索」できることだ。読みたい箇所をクリックすれば、そこのテキスト文書にジャンプする(タグジャンプ)。

そのためには、Editorにテキストを保管しておく。これはEditorでないと難しい。ワードのような文書ソフトは、余計な機能が多すぎて重たい、そして一覧表示がされない。

ぼくは20年分の日記をエディターに入れている。ひとつの単語で20年分のデータが即座に示されるので、業務日誌として使える。裁判などで戦うときなど、すごい威力になる。
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学び方に大きくは二つある。ひとつは、体系から細部に入っていく学び方。体系からディレクトリーに沿って深める、上から下へのプル型。こちらは、従来の学習方法だ。

もう一つは、固有名詞だけ取り出して、そこから深めていく。体系を理解していく方法だ。いわば百科全書型、タグジャンプ型、下から上へのプッシュ型。

インターネットが発達してくると、いきなり「固有名詞」を検索してそこから学ぶ方法になっていく。学びの仕方が変わってきたと思う。そこはGoogleの人類に対する巨大な貢献と思う。

ここで、さらに自分の読んだもの、ネットで「つかえるな。いいな」と思った文書をテキストデータにしておく、あるいはすでに読んだ名作などをテキスト化していく。それは、自分のライブラリーが、Google的になるということだ。
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それって、どういう価値があるのか、たんなる暇つぶしになるのか。そこはまだわからないが、ともあれ不明確なことが即座に明確になる、関連したものがみえてくるのは、幸せなことである。

いまはこの方式で読書している(OCRに検索かけて保管しようというものしか読まない)。ぼくの人生においては、まさに革命的な読書法になってきた。

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